当院は260床の急性期病院です。平成28年3月には電子カルテを導入し、職員全員が患者さまの情報を共有できる環境が整備され、医療の効率性、安全性が向上しました。
また、当院では平成27年に心臓血管センターを立ち上げ、多くの血管内治療を積極的に行っております。一方、外科領域では侵襲の少ない鏡視下手術を積極的に行い、患者さまからは短い入院期間により手術後の早期職場復帰ができたと感謝のお言葉を多数いただいております。
また、患者さまおよびご家族の高齢化が進む昨今の社会動向において治療終了後の患者さまが自宅で療養するか、施設に入所するかなど検討しなければならない境遇が増えています。当院では医師、看護師、ソーシャルワーカー、事務職員で構成しているPFM(Patient Flow Management)部門で退院後の療養場所をご家族と共に話し合い検討して決めております。入院前または入院中、できるだけ早い時期にご相談いただければ退院後の生活スタイルを決めることができると思います。また、当法人では訪問看護ステーション、リハビリケアセンター、在宅医療も行っており、これらをご利用いただくことも可能です。これからはさらに救急医療を充実し地域医療に貢献してまいります。
総合高津中央病院 病院長 中村 良司