来院される方へ

検査を受ける方

X線CT・MRIの注意事項

  • 妊娠中(妊娠3ヵ月以内)または妊娠の可能性がある場合は必ず事前にお知らせください。
  • 過去に造影剤を使用した検査を受けたことがあり、その際に気分が悪くなった方は必ず事前にお知らせください。
  • アレルギー(気管支喘息、食物、薬等による蕁麻疹、アトピー体質など)のある方は必ず事前にお知らせください。
  • 手術により金属等(ペースメーカー、人工内耳、血管ステント、動脈クリップ、人工関節、歯科インプラント等)が体内にある方は必ず事前にお知らせください。(装具により検査ができません)
  • 高度の閉所恐怖症の方は必ず事前にお知らせください。
  • 刺青の入っている方は必ず事前にお知らせください。
  • 腹部、骨盤腔、および全ての造影検査の場合、検査の8時間以内に食事を摂らないでください。また水分についても、検査の3時間以内に摂らないでください。
  • 骨盤腔の検査の場合、膀胱に尿を溜めた状態で検査を実施しますので、検査前の1時間は排尿をしないでください。
  • 常用薬をご使用の方は医師から指示のない限り、通常通り服用してください。
  • 必要に応じて脱衣または更衣をお願いする場合があります。着替えやすい服装でお越しください。
  • 診断の障害となるもの(金属類、磁気絆創膏、使い捨てカイロなど)を外していただきます。
  • ご不明な点がございましたら主治医へご相談ください。

内視鏡検査(胃カメラ)について

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は口から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。
 検査中に異常が疑われた場合には、生検(鉗子を使って組織の一部を採取する)を行う場合があります。
 その際わずかに出血しますが、ほとんど自然に止まります。


下部消化管内視鏡検査(大腸ファイバー)

 大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)は肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸(場合によっては回腸の一部)までの腸管内腔を観察する検査です。
 検査中に異常が疑われた場合には、生検(鉗子を使って組織の一部を採取する)を行う場合があります。

 内視鏡検査は予約になっています。詳しい説明は、検査予約担当者から説明させていただきます。


臨床検査


心電図検査

《検査を受けられる方へ》

  • 検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • ベッドに仰向けになり、手足と胸に電極をつけて安静にしていただきます。

【検査時間】

  • 症状や状態により異なりますが、およそ3~5分程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 特別な注意はありませんが、電極を着ける手足と胸が出しやすい服装が望ましいです。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

ホルター心電図検査(事前予約検査)

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。
  • この検査は、日常生活における心臓の動き(拍動)を調べるため、携帯用の小型心電計を使用し、長時間(24時間)にわたって心電図を記録します。(血圧も測定する場合があります。)

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 胸に5ヵ所シール状の電極を貼り付け、心電図を24時間記録します。(ホルター血圧心電図検査の場合は、腕に血圧測定用カフも装着します。)
  • 記録器は身に付けていただき、入浴は出来ませんがそれ以外は普段通りの生活をしていただきます。
  • 眠るときも記録器は付けたままです。

【検査時間】

  • 装着する時間は約20分です。翌日、取り外す時間は約5分です。(来院していただくのは装着する日と、取り外す日の連続した2日間です。)

【注意していただきたいこと】

  • 装着中、入浴・シャワーはできません。
  • 胸部(首の付け根周辺)に電極を貼りますので、襟ぐりの大きく開いたものは避け、ゆったりとした服装にしてください。
  • 電気毛布は使用しないでください。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

エルゴメーター検査

《検査を受けられる方へ》

  • 検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 心電図電極と血圧計をつけながら自転車をこぎ、運動中の心電図と血圧の変化をみます。

【検査時間】

  • 症状や状態により異なりますが、およそ30分程度です。検査は医師と検査技師がついて行います。

【注意していただきたいこと】

  • 検査直前の食事はひかえ、検査の1~2時間位前までに済ませておいてください。
  • 自転車をこぎ汗をかきますので、運動のできる服装、履物でおいでください。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

心臓超音波検査(事前予約検査)

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 胸にゼリーを塗布しプローブ(ハンドスキャナーのようなもの)を当てながら、超音波を使って心臓の動きを観察していきます。
  • 痛みはありません。

【検査時間】

  • 体格などにより異なりますが、約20~30分です。

【注意していただきたいこと】

  • 特別な注意はありませんが、検査着に着替える場合もありますので、脱ぎ着しやすい服装が望ましいです。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

腹部超音波検査

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • お腹にゼリーを塗布しプローブ(ハンドスキャナーのようなもの)を当てながら、超音波を使って臓器の大きさや形を観察していきます。
  • 痛みはありません。

【検査時間】

  • 体格などにより異なりますが、約20~30分です。

【注意していただきたいこと】

  • 検査のため食事制限があります。
  • *午前来院の方…朝食は食べずにご来院ください。
    *午後来院の方…朝食を8時までにすまし、昼食は食べずにご来院ください。
    *のどが渇いた時は、お水を少量飲んでください。
    *コーヒー・牛乳・ジュース等は飲まないでください。
    *薬は普段通り飲んできてください。
    *ただし、一部の薬(リン吸着剤やインスリン注射など)は例外もありますので看護師までご確認ください。
    *腹部超音波検査の方は お小水はなるべく溜めておいてください。

  • 検査着に着替える場合もありますので、脱ぎ着しやすい服装が望ましいです。
  • 造影超音波検査を受ける方へ:造影剤の副作用により、まれに頭痛や吐き気・血圧低下などの症状が起こる場合があります。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

下肢動脈・下肢静脈超音波検査

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 足にゼリーを塗布し、プローブ(ハンドスキャナーのようなもの)を当てながら、超音波を使って足の血管の状態を観察していきます。
  • 痛みはありません。

【検査時間】

  • 血管の状態や検査の種類により異なりますが、下肢動脈・下肢静脈瘤検査は1時間程度、下肢静脈検査は30分程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 下半身に着るものは下着1枚の状態になり、上にタオルをかけて検査をしますので、脱ぎ着しやすい服装が望ましいです。
  • 時間のかかる検査になりますので、検査前にお手洗いを済ませておいてください。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

頚動脈・甲状腺超音波検査

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 首にゼリーを塗布し、プローブ(ハンドスキャナーのようなもの)を当てながら、超音波を使って首の血管や臓器の状態を観察していきます。
  • 痛みはありません。

【検査時間】

  • 血管や臓器の状態により異なりますが、15~30分程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 特別な注意はありませんが、首を観察しやすい襟ぐりの開いた服や、ボタンなどで首元があけられる服装が望ましいです。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

乳腺・表在超音波検査

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 胸や観察したい皮膚表面にゼリーを塗布し、プローブ(ハンドスキャナーのようなもの)を当てながら、超音波を使って内部の状態を観察していきます。
  • 痛みはありません。
  • 診断のためにエコーガイド下で細胞や組織を採取することがあります。その場合は穿刺用の針を刺すため痛みがあります。

【検査時間】

  • 検査部位により異なりますが、20分~30分程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 乳腺超音波の方や観察する部位によっては衣服を脱いだり、検査着に着替えていただく場合がありますので、脱ぎ着しやすい服装が望ましいです。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

シャント・上肢・穿刺部超音波検査

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 検査部位にゼリーを塗布しプローブ(ハンドスキャナーのようなもの)を当てながら、超音波を使ってシャントや上肢、穿刺部位など対象となる血管の状態を観察していきます。
  • 痛みはありません。

【検査時間】

  • 血管の状態や検査の種類により異なりますが、約30分~1時間程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 検査をする部位によっては着替える場合もありますので、脱ぎ着しやすい服装が望ましいです。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

ABI/PWV(血圧脈波)検査

《検査を受けられる方へ》

  • 検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • ベッドに仰向けになり、両側の腕と足首に血圧計の帯(カフ)、両腕に心電図の電極、胸に心音マイクを装着します。
  • 血圧測定と同じように手足のカフに空気を入れて膨らませて圧をかけ、ABI(血管の詰まり具合)とPWV(動脈硬化の程度)を測定します。
  • 透析シャント側の腕は原則測定しませんが、医師の判断により検査する場合があります。

【検査時間】

  • 症状や状態により異なりますが、およそ10分程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 特別な注意はありませんが、カフを巻くために袖や裾をまくっていただく場合もありますので、肘上や膝下が出しやすい服装が望ましいです。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

SPP(皮膚還流圧)検査

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • ベッドに仰向けになり、測定部位(主に足裏や足の甲)にセンサーと血圧計の帯(カフ)を装着します。
  • 装着したカフに空気を入れて膨らませ、一旦皮膚表面の血流を止めます。 その後カフから空気を抜いて血流が再び戻るポイント(皮膚還流圧)を測定するものです。

【検査時間】

  • 症状や状態により異なりますが、約40~60分程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

脳波検査

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 頭全体に電極をつけ、脳が活動する際に流れる微弱な電気信号を記録します。
  • 痛みはありません。
  • 電極を頭に付ける際に固めのハンドクリームのようなペーストを使用します。検査後に拭き取りますが、髪の根元などにペーストが残ることがあります。その場合は入浴の際によく洗髪をしてください。
  • 睡眠脳波を検査する方は、場合により眠くなる薬を服用して検査を行う場合があります。

【検査時間】

  • 症状や状態により異なりますが、約1時間程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 睡眠脳波を検査する方(特に小児)は、検査中に睡眠をとりやすいよう前日は昼寝などを避け、可能な限り遅く寝るよう心がけてください。
  • 時間のかかる検査になりますので、検査前にお手洗いを済ませておいてください。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

神経伝導速度検査(NCV)・筋電図検査

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査になりますので、検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 皮膚や直接筋肉に電極をつけ電気刺激を加え、神経・筋肉の状態を調べる検査です
  • 電気刺激や電極の種類により多少の痛みがあります。

【検査時間】

  • 症状や状態により異なりますが、約40~60分です。

【注意していただきたいこと】

  • 手や足の検査を受けられる方は、肘上や膝上までが出しやすい服装でご来院ください。
  • 顔面神経の検査を受けられる方はお化粧をひかえてください。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

呼吸機能検査

《検査を受けられる方へ》

  • 検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 息を吸ったり吐いたりして肺活量などの肺機能をみます。
  • 薬を吸入する前後に検査をし、効果判定を行うこともあります。

【検査時間】

  • 症状や状態により異なりますが、およそ5~10分程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

聴力検査

《検査を受けられる方へ》

  • 検査開始時刻の15分前までにご来院ください。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 耳の聞こえを調べる検査で、どの音の高さが、どれだけ聴こえにくくなっているか、左右差があるかどうかを鑑別していきます。
  • チンパノメトリーでは鼓膜や中耳の状態を調べるために耳に圧力をかけていきます。
  • 耳小骨筋反射検査では反射機能をみるために左右の耳に大きな音を聴かせていきます。
  • 語音聴力検査では、補聴器の調整などのために言葉の聴こえ方を調べていきます。

【検査時間】

  • 検査の種類や症状・状態により異なりますが、およそ10~30分程度です。

【注意していただきたいこと】

  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。

終夜睡眠ポリグラフィー検査(簡易型)

《検査を受けられる方へ》

  • 予約検査、入院していただいての検査になります。

《検査の注意事項》

【検査方法】

  • 指と鼻や胸・お腹に測定用のセンサーを付けて眠っていただき、睡眠中の呼吸の様子(血液中の酸素濃度、胸と腹の動き、鼻の気流)を測定します。翌朝検査機器を取り外して終了となります。

【検査時間】

  • 睡眠時の検査になりますので、一晩センサーを付けて寝ていただきます。

【注意していただきたいこと】

  • 指にセンサーを付けるため、マニキュアは塗らないでください。
  • パジャマ姿で機器を装着します。検査機器の構造上可能であれば前開きのものをご着用ください。
  • 都合が悪くなった場合や遅れる場合は、必ず診療科または生理機能検査室へご連絡ください。
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